あの日私はどう生きる ⑪束の間の団欒

1993.7.12

学校を早退し家に到着すると
姉も帰ってきていた様で
皆で海へ行く準備をしていた

学校を早退して
キャンプにいけるなんて…

今日はなんてラッキーな日

自宅から先日見つけた
スポットまでは
2、3時間はかかる

道中の車内でも
今日は両親は珍しくずっと
機嫌が良かった

そんな様子に
私も姉もリラックス出来た

スポットに着くと
車を5号線沿いの脇に停めて
荷物を小分けに運びながら
海岸へと何度も往復した

海に潜るにはまだちょっと
いや、結構寒いので
父が岩場で焚き火をたき
テントをはる

その間に母と姉は
素潜りへ
私はまだ泳ぎもままならないので
周辺で浮き輪に入り
はしゃぐ役をこなしていた…

午後からにしては
確かに大量…
見た事もない数の
ウニやなまこがウヨウヨいる

到着時には
既に午後をまわっていたので
3、4時間目潜ったところで
さすがに水温も下がり
母も姉も体力の限界がやってきた

その日は
早めに晩御飯をとり
明日の朝にまた潜るらしい

いつもの海キャンプの夜よりも
その日はかなり早めの就寝をした

確か20:00位だったと思う…